自分でケア(腰痛)(1)

オレンジ整体院の佐藤です。

 

先日は月一メンテの方がいらっしゃいました。

何年も前の初来院は、腰の椎間板ヘルニアの手術後に腰痛が再発して。

今では腰痛の再発防止と疲労抜きのため来院されています。

 

しかしなによりも自己ケアでさらに体の安定を高めている事が素晴らしい!

 

椎間板ヘルニア

 

当初は椎間板ヘルニアになるくらいですから、腰の歪みは相当でした。

うつぶせになっても腰とお尻の片側が思いっきり捻れ上がっていました。

細かく言うと腰全体の後湾がきつく、しかも片側だけさらに強い。

普段お腹が痛くてもだえているのかと思うくらい。

でも本人にはそんな意識は全然ないんですよ、こういう状態って。

 

整体によってこの歪みを大幅に取り除いたのち腰痛は全くなくなったのですが、腰の不安感は残りました。

これは当初ほどではないもののやはり腰の後湾が若干残っていたから。

完全に普段の体の使い方のくせが原因。(さらにストレス要因もありますが)

この癖をそのままにしておくと、また腰痛や椎間板ヘルニアになります。

 

なので体の(使い方の)くせを改善するために自分で出来るケア方法をお教えしました。

本人に”腰がこんなふうに間違って使われています”と言ってもピンとこないので、体操で身をもって感じてもらい毎日自分で修正してもらうためです。

 

お教えしたのは「上体そらし」、いわゆる「マッケンジー法」のひとつです。

これによって本来の腰のカーブを得られるように。

 

腰痛体操

 

大事なのは腰や背中の力で反らさないこと。

腕の力だけでお腹側をストレッチする感じで上体をそらし、腰の前湾をつくること。

最初は肘を着いて、慣れてきたら手を着いて行う、と段階を踏んで行うこと。

 

なおこの方法は腰が後湾(腰が後ろにカーブ)している方には適していますが、腰の前湾がきつい(反り腰)の方には逆効果になります。

自分の腰が後湾なのか判断出来ないのであれば、専門家に相談しましょう。

 

毎晩就寝前に行っているこの自己ケアでかなり改善が得られましたが、もうひと押し腰のカーブがあってもいいかなという状態でしたので、今度は簡単な体幹トレーニングをお教えしました。

この内容に関しては次回!

 

それではまた。