出産後の骨盤トラブルやトイレが近い(2)

オレンジ整体院の佐藤です。

 

前回の出産後のお話の続きです。

前回は【骨盤とこめかみ】の内容でしたが、今回は【顎や歯】に関してです。

 

出産

 

出産後の症状:

生理痛がきつくなった

生理時の頭痛が出るようになった

生理の時に目がよく見えない

尿漏れをするようになった

トイレが近くなった

腰痛になった

骨盤が拡がり、足がひろがった(O脚気味になった)

顎の調子が悪くなった

などなど

 

 

整体という面から見ると、お産によって女性の体はどのような影響を受けているのでしょうか?

 

【顎と歯】

人間は目一杯力を入れるときに噛みしめます。

噛みしめることによって骨格を固め安定(バランス)を保とうとします。

 

食いしばり

 

ですが、普段から片側で噛んだりしていると体全体も偏った力の入れ方になるので、強く噛みしめると顎もそうですが体の歪みを強めます。

顎の歪みが強まると色々なトラブルの原因になります。

肩関節、肘、手首、股関節、膝、足首、首、背中、腰や骨盤 、、、ほとんどの関節です。

顎(顎関節)のトラブルはどこにでも表れてもおかしくないくらい影響力のある骨(関節)です。

 

そして偏った噛みしめ方や長時間の噛みしめは顎の骨だけでなく、当然ながら歯の位置にも影響します。

奥歯の位置次第で体は無意識に前屈みにさせられ下腹部を圧迫し、トイレが近くなる事もあります。

さらにそのような状態ですと子宮や膀胱は軽く押しつぶされ横に拡がり、脚を閉じにくくし、O脚気味になります。

 

トイレが近い

 

そして最後にもうひとつ。

出産時に妊婦さんは相当の力で手を握りしめますが、ここでも偏った握り方(例えば片手だけ旦那様の手を握ってもらったり)で力を入れ続けると体のバランスが悪くなります。(当然そんな事を考える余裕もなければ誰かにすがりたい気持ちもあるでしょうが)

整体という面からみた時、出産時に妊婦さんは両手を分娩台等に設置されたグリップ(左右対称で無理せず握れる)があればそこをしっかりと握るのが理想ですね、、、あくまでも理想です。

 

どうしても出産後というと骨盤ばかりに目が行きがちですが、体は全身でバランスを取っているので骨盤以外のところもきちんとケアしましょう。

 

お子様の事もとてもとても大事ですが、お母様が倒れたらもう一大事です。

私が頑張っているお母様方を応援致します。

 

それではまた。

 

この記事は下記ブログの続きです。

前回の出産後のお話