オレンジ整体院の佐藤です。
前回のブログの続きです。
もともと何年も前の初来院は、腰の椎間板ヘルニアの手術後に腰痛が再発して。
今では腰痛の再発防止と疲労抜きのため来院されています。
その月一のメンテでいらしている方のさらなる自己ケアのお話です。
今はメンテで整体を受けられていますが、同時にセルフケアとして上体そらし(マッケンジー法のひとつ)を行っています。
この上体そらしをしばらく継続されて、腰の前湾(カーブ)も回復しつつあったのですが、途中でいまひとつ前進が微妙になってきました。
そこでさらに自己ケアとしての体幹トレーニングをひとつお教えして、腰の前湾の改善を共に図りました。
ここでお教えしたのは体幹トレーニングの「プランク」。
肘を着いた状態で腕立てのように頭から足先までほぼ一直線に姿勢を保つトレーニングを「プランク」と言います。
(正確には下記写真の様に、頭からお尻までほぼ一直線で股関節(=お尻の前)でかるーく角度がある状態)
この状態を体力に応じて30秒~5分保持します。
現在「プランク」に関しては色々なサイトで紹介されていますので、詳しくはそちらご覧になって下さい。
ただし多くのサイトではこのトレーニングでメインに鍛えるのは腹筋の様に書かれていますが、実際には大腰筋がメインのターゲットとなります。
(腹筋のトレーニングと書いた方が多くの方に興味をもたれるからだとは思いますが)
この大腰筋に力が入ると股関節が曲がり、膝が胸に近づく様に腿が動きます。
「プランク」ではこの筋肉の力が腰を床に落とさないようにがんばっています。
そして普段の生活でこの筋肉は腰の前湾(カーブ)を作り、上半身の重みを分散し、腰の安定化に貢献します。
なお前回お話しした「上体そらし」はお体の状態でやるべきでない方がいますが、このトレーニングは基本どなたでも行えるでしょう。
大腰筋を鍛える事によって腰だけで無く全身の姿勢バランス向上、代謝アップ、お腹周りの引き締めなどなど色々とありがたい要素があり、万人にオススメの自己ケアです。
ただし繰り返しになりますが、腰を守るために股関節(お尻の前)を軽く曲げて行いましょう。
それではまた