肩こり体操や腰痛トレーニングで逆に痛くなった

オレンジ整体院の佐藤です。

 

天気のいい日のお昼頃は大分暖かく感じますが、夜になるとまだまだ冷え込みますね。

寒くなると体を動かさなくなりがちですが、こういう時にしっかりとゆっくりと体を温めつつ動かすことが大事です。

 

さてさて今日はテレビ等で目にする肩こり予防・腰痛対策などの体操やトレーニングに関してです。

 

「このタイプの首の痛みにはこの運動!」

「肩こりにはこの体操が効く!」

「腰痛対策にはこのトレーニングでばっちし!」

 

こう言った番組が流れると決まって、

 

首の痛み

 

”あの運動をやって腰が痛くなった”

”余計に首が痛くなった”

 

と言った状態で来院される方がいます。

 

症状を改善するはずの体操やトレーニングがなぜ逆効果になるのでしょうか?

 

 

結論から言うと、体が歪んだ状態偏った動き一生懸命にやってしまうからです。

 

 

特に左右交互に行う体操などは、動きやすい方はしっかりと行い動きにくい方はそれなりに、になってしまい体の歪みを強めてしまいます。

 

そもそも人間は一生懸命になると力のある側・動きやすい側に自然と頼ります。

 

ではこれらの体操は無駄なのか?

 

そんな事はありません。

正しく行えば体のバランス改善につながります。

 

腰痛体操

 

 

世の中に色々な体操やトレーニングやストレッチなどがありますが、実はあまり謳われてない基本中の基本のルールがあります。

 

1)左右片側ずつ行う動きは行きにくい方・力の入らない方・弱い方に度合いや負荷を合わせる

2)どんな動作でも基本的に目一杯行わないこと(余裕を持った範囲で左右対称を意識して動かす・伸ばす・力を入れる)

 

例えば開脚ストレッチで右脚は深く曲げられて左脚は深く曲げられない、という事であれば右側のストレッチも左側に合わせて浅めに行う。

腰痛体操

 

あるいはスクワットで8回目以降はきつくて体をまっすぐに保てないならそれ以降はやらずに休んで別セットを行う。

腰痛体操

 

 

これらの運動は「バランスを整える」が目的なので、筋肉量も可動域も動作も左右が同じになるように行う事が大事!

 

時にはワーッと追い込みたくなるのもわかるのですが、それはある程度左右対称できちんと動けるようになってからです。

 

それではまた。