『丸まる背中は悪いのか?』③

いわゆる”いい姿勢”は正直しんどい!

オレンジ整体院の佐藤です。

今日は昔から言われているいわゆる”いい姿勢”はなぜ良くないのかを話したいと思います。

「背中を伸ばせ!」

「胸を張れ!」

「腰を反らせ!」  ← 今回はこれ!

これらをひとつずつ説明します。


「腰を反らす」(骨盤を前傾)

”背骨のS字カーブは知っているよ、だから腰を反らすんでしょ?”

”腰を反らして骨盤を前傾する(前に倒す)んでしょ?”

確かにいい姿勢の結果として腰が背中から見てへこむ形を目指すのですが、どのようにその形にたどり着くかで腰を安定させるか壊すかに別れます。

これ、結構大事です。

この腰の凹み(骨盤の前傾)を得るために多くの方が間違った体の使い方をしています。


もう一般的にも聞くようになったインナーマッスルとアウターマッスル。

このいずれを中心に意識するかで違います。

体の正しい使い方を知らない方は背中側の筋肉(アウターマッスル)を使って腰を反らせます。
その結果腰だけで無く背中の上の方も併せて反ります。

まずこの時点で背骨のS字カーブが失われます。

さらにこの形をキープするためにずっと力が入った状態になり、いつか筋肉が悲鳴をあげます。

またこの腰の反らし方だと腰の骨が前に押されすぎになるためすべり症や分離症の原因になります。


ここまでなぜ今まで言われてきた姿勢の作り方が良くないかを説明してきました。

”それじゃあ、本当にいい姿勢ってどんな?”

となったと思いますが、次回からは「本当に体と心に良い姿勢」をお伝えしたいと思います。

以上