『丸まる背中は悪いのか?』④

オレンジ整体院の佐藤です。

前回は今まで良い姿勢と言われてきた姿勢が実は良くないということを説明しました。

ここからは本当に体にいい姿勢をお伝えしたいと思います。

まずはどのような形で姿勢をつくればいいのかを説明し、その後にその各々の要素の意味をお話します。


本当にいい姿勢とは

そもそもいい姿勢の定義はなんでしょう?

ここまで否定した姿勢の作り方は見た目はいいでしょう。

しかし体に負担をかけてしまう、常に力が入っている、精神的にもリラックス出来ない内容です。


本当の良い姿勢とは力を入れず、痛みの原因にもならず、心落ち着く状態を作るのが本当のいい姿勢。

それを言い換えると:

  • 最小限の力で(楽に)立ったり座ったりした状態を保つこと
  • 力を入れている場所がどこかに集中せず、常に分散され移動していること
  • 正しい体幹の使い方が出来ていて中心軸が明確なこと

イメージとしては傘や棒を手のひらに乗せてバランスを取っているような状態。

Photo by Javardh on Unsplash

明確な軸があって、倒れない程度の力だけを使って、常に動きながらバランスを取りつつ、棒が倒れないように保つ動きですね。

人間の立ったり座ったりする姿勢も同じです。

(これに関しては「ゆる体操」などで有名な高岡英夫先生も昔から提言されていますので、先生の書籍なども参考にしてください)

次回はなぜ上記の条件がいい姿勢を意味するのかを説明したいと思います。

以上