オレンジ整体院の佐藤です。
前回の肩こりの話の続きです。
私もサラリーマン時代に肩こりでさんざん苦しい思いをしました。
前回のブログではマッサージ等でしのいでいたと言いましたが、それ以外にどう対処していたのか思い出しました。
ストレスも相当溜まっていた時代でしたので、とにかく酒を飲んで笑い、波乗りをしては突っ込みまくって、ウェイトトレーニングでがむしゃらになり、冬はスノーボードで新雪を滑るためにひたすら山を登り続けたり。
常にありあまるエネルギーに乗せて体のつらさを運動と酒に発散していたように思えます、もちろん楽しみのためでもありましたが。
正直エネルギー発散の矛先が間違っていたらどうなっていたかと思うような衝動もあったような気がします。
もし今の身体に対する知識や体の使い方の意識が当時の自分にあったらと、思うことも多々あります。
ただ20~30代の自分に新しい情報を受け入れるだけの心があったかは定かではありませんが(笑)
前回のブログでは肘の位置が前後すると体(首の下の部分)が捻れるという内容でした。
では肘の位置が左右そろっていればいいのか?と言うともうひとつ注意しなければならない点があります。
それはデスクワークやパソコン作業時に「両肘が体から離れすぎてはいけない」という事です。
よくあるのが、手前に書類やノートを置いてその向こうにキーボードがある状態での作業。
どうしてもキーボードで入力するために両肘が前に出て腕を伸ばしてのタイピングになります。
両肘を低い位置で前方に出してみて下さい。
肩甲骨が前にひっぱられ、首も詰まった感じになり、顎先が前に出た姿勢になります。
これは肩甲骨周辺と首の後ろの力みを強め、長く続けば肩こり・首の痛み・肩の痛みの原因になります。
なのでパソコン作業をされる時は、肘が体に近くにあって、肩甲骨がフリーな(限りなく力の入っていない)のが良い。
なお胸を張った(肩甲骨同士を引き寄せた)方がいい姿勢とされていますが、これも肩こりの原因です。
そんな姿勢しててしんどくないですか?
どんな動作や姿勢もそうですが、余計な力みは時間が経つことによって毒になります。
そんなに力を入れなくても作業は出来ますよね?
立つ時も座る時も、肩甲骨周辺の力が限りなく抜けて重要な体幹の筋肉が必要なだけ働いてくれると背中が軽く丸まる姿勢になります。
これがいい姿勢のポイントになります。
この良い姿勢に関してはまた別の機会にお話ししたいと思います。
それではまた